バカラの基本的な攻略法として有名なのが「カウンティング」と言われるテクニックです。このテクニックは、既に配られた各カードの枚数を元に、これから出るカードの確率を把握することで、的中率を向上させる方法です。
バカラでは、一度配られたカードはシュー(山札)に戻されないため、次以降のゲームではそのカードが配られることはありません。そのため、配られたカードを覚えておく(記録しておく)ことで、それ以降に配られるカードの予想ができます。
バンカーとプレーヤーのどちらが有利であるかを簡単にまとめると、以下の条件の通りになっています。バンカーが有利な条件:残りカードに、「6」以上のカードが多い場合プレイヤーが有利な条件:残りカードに、「4」以下のカードが多い場合
バカラのカウンティングのやり方は単純で、これまでに出たカードについて、A~Kがそれぞれ何枚だったかを記録しておきます。この記録を元に、シューの中に「6」以上のカードと、「4」以下のカードのどちらが多く残っているかにより、バンカーとプレイヤーのどちらに賭けるかを決めればOKです。
ちなみに、使われるカードの枚数が少ないほど、残りのカードには偏りが生じやすいため、この攻略法の効果は大きいです。テーブルごとに使うカードの枚数は異なるため、最初に確認しておきましょう。
以上がバカラのカウンティングのやり方でした。
配られたカードの枚数を数えて戦略を立てる「カウンティング」という手法は、様々なトランプゲームにおいて考案されており、ブラックジャックでは非常に有効な攻略法として特に有名です。そのため、本場のカジノではカウンティング行為は店のルールとして禁止されているところがほとんどです。しかし、実はバカラにおいては残念ながらブラックジャックほどの有効性はありません。
また、ソフトウェアのバカラでは、毎ゲームでカードがシャッフルされることが多く、カウンティングは全く有効ではありません。オンラインカジノのライブバカラでは、カウンティングされることが予想されます。そのため、シューのカード枚数自体が多かったり、シャッフルの頻度が高かったりします。その場合には残念ながらあまり効力を発揮しません。
カウンティングを正確に行おうとするあまり、ゲーム自体に集中できず、勝つか負けるかのドキドキ感が減ってしまうのはもったいないかもしれません。このような遊び方もあるということを知っていただき、皆さんの好みのプレイスタイルの一考となれば幸いです。