実際にプレイする前に、まずはバカラの種類を知ろう

・ルールは共通している大小の2通り
バカラには2つの種類がありますが、ディーラーとプレイヤーどちらのカードの下一桁が9に近いのかを当てるという基本的なルールは共通しています。スタンダードな種類だと14人のテーブルが舞台となるのが基本で、その他に半数近い人数でプレイするミニバカラというものがあります。両者の大きな違いは人数ですが、ミニバカラは賭ける人数の少なさに伴って賭けられる金額が少なめに設定してあり、名前の通り全体がコンパクトになっているのが特徴です。

・ゲームを盛り上げる絞りという要素
元も子もない言い方をしてしまうとバカラは所詮運の要素が全てなので、形式的に進めるとただサイコロの出目を当てるゲームと遜色がありません。これだけでも賭け事が好きな人は熱中することができますが、バカラには絞りという大きな要素があります。これは配られた時点では伏せられているカードを、ゆっくりと確認する動作のことを言います。対称になっているカードは数字の部分を隠して曲げながらめくっていくと、数字が絞り込めるようになっています。真っ白だとエース、2つスートが見えると4か5といった具合です。この絞りは場所によって異なりますが、プレイヤー以外の人が行なうことも多いです。基本的には一番大きな金額を賭けた人が絞る権利を得て、それを自由に譲ることもできます。

・絞りはミニバカラにはない
また絞りはスタンダードスタイル限定で、ミニバカラの場合はディーラーがただカードをオープンするだけです。もちろん絞ったところで、伏せられているカードの種類が変わるわけではありません。しかし賭け事を楽しむ人の中には、「ツキが来ている」や「ゲンを担ぐ」などで物理的な法則以外のルールを重要視している人も多いです。そして絞る人を選べるという要素と数字を見せるための一連の流れは、運という要素を演出するのに最適です。なので人によっては種類が違うと魅力がほとんどなくなってしまうと感じる場合もあるでしょう。

・バカラの魅力を知りたいのであればスタンダードタイプを
バカラはシンプルなゲーム内容が売りのひとつでもあるので、初心者の人にしてみれば何が楽しいのかわからないかもしれません。そんな時は絞りのあるスタンダードの方に参加してみると、周囲の環境や巧みな演出によって理解できる可能性はあります。ただくれぐれも周囲の熱意に押されて、取り込まれないように注意しましょう。